『ドラえもん[1979年版第1世代]』に出演した方々 

 『ドラえもん[1979年版第1世代]』には、一体どれくらいの方が出演したのだろう。そんな疑問から、出演者を記録するようになってから、5年以上が経過した。既に1993年ごろから録画した映像をもとにさかのぼって調査したので、新作部分だけでも10年を超える情報となった。
 ここは、そんな調査の結果より、1回・1話にでも出演された方を紹介していこうという途方もない計画の下に制作されるサイトである。
 とは言え、いっぺんに制作するのは困難であり、まずは出演者一覧表(レギュラーキャラ)に記載している方々に絞って公開する(表記は登場時のもの。五十音順、敬称略)。

青木 和代(あおき・かずよ)
 ジャイアンの母ちゃんと妹のジャイ子の二役を演じていた。藤子作品では『プルゴルファー猿』の大丸や『ウルトラB』ドータ。ほかに『未来少年コナン』ジムシーや『めぞん一刻』一の瀬おばさんなど。お昼のドラマ『新・天までとどけ』や『温泉へ行こう』では顔出しで出演していた。旅番組でリポーターとして登場したこともある。いずれも画面を見ていなくても、個性的な声ですぐ分かる。
麻見 順子(あさみ・じゅんこ)
 1990年代中ごろまで番組レギュラー。1993年ミイちゃんを1回担当。映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』ではゆかり役。OVA『ああっ女神さまっ』ではお嬢さまキャラ三嶋沙夜子を担当していた。先日始まったTV版には出演していない。
池澤 春菜(いけざわ・はるな)
 2003年、アイドルのつばさ役で初出演。伊藤つばさと同一人物かどうかは不明だが、何となく見た目も同じようなのでレギュラーキャラとした。『忍ペンまん丸』まん丸役ほか。BSデジタル放送開始時、NHKのマスコットきらりの声を当てていた。『テレビフランス語講座』で生徒として出演していたのはギリシャ生まれも関係か?
井上 和彦(いのうえ・かずひこ)
 帯番組時代に先生を担当。TV版のずっと以前、映画『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』では21エモンを演じていた。『タッチ』シリーズでは新田明男、『美味しんぼ』の山岡士郎は長かった。『蒼き流星SPTレイズナー』では主役のエイジ、『らんま1/2 熱闘編』の三千院帝、『BLUE SEED』の草薙護。『スパイラル〜推理の絆〜』では鳴海清隆としてはほとんど出番がなかったが、アフレコ演出として活躍。『サイボーグ009[1979年版]』では009(島村ジョー)役。のちに『六門天外モンコレナイト』のコレクション伯爵役の時にネタになっていた。ちなみに、『知ってるつもり!?』で石ノ森章太郎先生が取り上げられた時、この縁もあってかナレーションを務められた。『世界まる見え!テレビ特捜部』でのナレーションも、すっかり定着した。直前に放映されている『名探偵コナン』では、塩沢兼人さん没後に白鳥警部役を継承。実はその当時公開中の劇場版では重要な役で出演していたのだが…。
太田 淑子(おおた・よしこ)
 セワシくんである。しかし、幻の『ドラえもん[1973年版]』、つまり6年前にはのび太を演じていたのだ! 『新オバケのQ太郎』(♪「あのねQ太郎はね〜…」の方)では正太(正ちゃん)役だった。『ひみつのアッコちゃん[1969年版]』ではアッコを演じ、第2作となる『[1988年版]』ではママの役で再び出演した。『タイムボカン』では丹平、同シリーズ2作目『ヤッターマン』ではガンちゃんの役。近年はあまりTVアニメでは見かけなかったが、『犬夜叉』の最初の頃に裏陶役で出演された(最近でもないが)。
鳳 芳野(おおとり・よしの)
 前名加川 三起、1981〜82年の間に改名したと思われる。スネ夫のママ役。原作のイメージどおりに演じ、以降の親バカママの嚆矢と言えようか。
大山 のぶ代(おおやま・のぶよ)
 誰がなんと言おうとドラえもんはこの方の代名詞であろう。かの市原悦子さんも、舞台の共演者を紹介するときに「ドラえもんでおなじみの…」と頭に付けたくらいだ。『サザエさん』放送開始時(1969年)はカツオを演じていたが、すぐに高橋和枝さんと交代している。『ハリスの旋風』国松、『無敵超人ザンボット3』神勝平役など。2005年のスタッフ総辞職により交替された。色々な顔を持つ才人でもある。
小原 乃梨子(おはら・のりこ)
 主人公であるのび太役。実は『ドラえもん[1973年版]』ではのび太のママを演じていた。6年後に息子を演じることになろうとは…。当初、青年のび太は別の方が演じていたが、映画『のび太の結婚前夜』では初めて小原さん自身が演じることに。さて、2004年末に「ドラえもんほかのレギュラー陣交代」と報道されたが、実は小原さんの声を毎週TVで聴けなくなるのは“異常事態”と言えるのではないか。と言うのも、『タイムボカン』シリーズでは3悪の女リーダー、『未来少年コナン』ではコナン役(今は「未来少年」と頭に付けないと区別できない時代となった)、『アルプスの少女ハイジ』ではペーター、『名犬ジョリィ』ではセバスチャンの役と、切れ目なく小原さんの声が聴けたからだ。『ど根性ガエル』はひろしの母、『うる星やつら』ではおユキ。洋画の吹き替えも多かった。
加川 三起(かがわ・みき)
 スネ夫のママ役。途中で鳳 芳野に改名。
加藤 修(かとう・おさむ)
 加藤 治の項を参照。
加藤 治(かとう・おさむ)
 初名は加藤 修、姓名判断で改名したという。長くスネ夫のパパ役を演じた。『機動戦士ガンダム』コンスコンや『機動戦士Vガンダム』のロバルト・ゴメス。『美味しんぼ』の富井副部長はインパクトのある役。今でも“富井さん”という名前を聞くと、このキャラを思い出す。
加藤 正之(かとう・まさゆき)
 パパと言えばこの方であるが、実は1992年10月のSPをもって、体調不良のため降板している。惜しくも1993年3月18日に亡くなっているが、それを知ったのは翌年の雑誌「アニメージュ」付録だった。この事実を知った時の驚きは言葉では言い表せない。最後の出演となった「あべこべの星」では、かなり辛そうなお声であったが…。
兼本 新吾(かねもと・しんご)
 『オバケのQ太郎[1985年版]』の神成さんを演じていたが、いつの間にか『ドラえもん』にも登場していた。『怪物くん[1968年版]』では狼男を演じ、リメイク版の[1980年版]ではフランケン役の相模太郎さんが亡くなったので、引き継いでいる。また、『ウメ星デンカ』ではフグタも。『巨人の星』シリーズの左門豊作、『科学忍者隊ガッチャマン』シリーズではみみずくの竜。『タイガーマスク』ではジャイアント馬場。『機動戦士ガンダム』ではランバ・ラル隊のコズン・グラハム役。惜しくも1991年2月24日に亡くなっている。
北川 智絵(きたがわ・ちえ)
 映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』とTV初登場の1990年にミニドラを演じた。
肝付 兼太(きもつき・かねた)
 藤子アニメと言えばこの方を挙げないわけには行かない。『パーマン[1967年版]』ではカバオ役、[1983年版]ではパーやん(パーマン4号)だった。『新・オバケのQ太郎』ではゴジラタヌ次郎、『ドラえもん[1973年版]』のジャイアンは、[1979年版第1世代]のスネ夫役が定着した現在となっては意外な役といえようか。他に『ジャングル黒べえ』では珍しい主役の黒べえ、『怪物くん[1980年版]』ではざますざますのドラキュラ、『忍者ハットリくん』ではケムマキ、『オバケのQ太郎[1985年版]』ではハカセ。『ウルトラB』では小池さんに見た目が似ているパパ、『ビリ犬』の鳥野博士。NHK『パラソルへんべえ』トンべえ、『ポコニャン』では幹の助。『21エモン』では女性役(?)のオナベも。TVシリーズが始まる前の“パイロット版”的なSP『藤子不二雄のキテレツ大百科』では奇天烈斎、TV版では勉三さんの役。鹿児島県出身なのに山形弁を使う羽目に。1回限りの『藤子・F・不二雄アニメスペシャル SFアドベンチャー T・Pぼん』ではセトフル、これもTVシリーズの前『プロゴルファー猿[SP版]』のナレーションを担当。
 非藤子では、『おそ松くん[1988年版]』イヤミ、『アルプスの少女ハイジ』セバスチャン(クララの家の執事)、『ドカベン』殿間一人、『サイボーグ009[1979年版]』007(グレート・ブリテン)などなど。『それいけ!アンパンマン』ホラーマンも長くなった。そんな中で代表作は、『銀河鉄道999』の車掌役ではないだろうか。劇団21世紀FOXを主宰、俳優としても活躍。
くじら(くじら)
 ガラガラ声が特徴的。3回登場した野田まさしのうち1回担当(でも片岡富枝さんかも知れない)。イメージとしてはでっぷりとしたオバさんが想像できる。『逮捕しちゃうぞ』の原付おばさんや、『クッキングパパ』荒岩勝代(主人公の母)など。ちなみに映画『おばあちゃんの思い出』では幼い頃のジャイアンを演じた。スネ夫の関智一さんはその後[第2世代]でスネ夫役に起用されたが…。
くまい もとこ(くまい・もとこ)
 初名は「熊井 統子」。少年役にピッタリの声質。1997年末に1回ミイちゃんを演じたことがある。『YAT安心!宇宙旅行』では主人公のゴロー。『カードキャプターさくら』では李 小狼(リー・シャオラン)。『鉄人28号[2004年版]』では“ショタコン”の語源となった金田正太郎を演じた。
郷里 大輔(ごうり・だいすけ)
 滅多に出てこないジャイアンのパパを演じていた。ジャイアンのいとこを演じたことも。初名は長堀芳夫、『機動戦士ガンダム』ドズル・ザビや映画『ドラえもん のび太の大魔境』ではこの名前。くぐもった声で、大男を連想させる。『DRAGON BALL』シリーズの牛魔王及びミスター・サタン閻魔大王(海亀役もやっていた)、『戦国魔神ゴーショーグン』ケルナグール将軍、『魁!!男塾』では江田島平八。『機動戦士Zガンダム』バスク・オム。そんな中で『機動警察パトレイバー』の山崎ひろみ役は少し変わっていると言えようか。
佐久間 レイ(さくま・れい)
 TVのミニドラ役はこの方がはじめ。藤子作品では『ウルトラB』のドージ、『パラソルへんべえ』いずみ、『藤子・F・不二雄アニメスペシャル SFアドベンチャー T・Pぼん』ではリーム・ストリーム。『それいけ! アンパンマン』のバタ子さんのような可憐な声のほかに、『楽しいムーミン一家』のミィのような憎たらしい声も同一人物だ。ほか、『らんま1/2』シャンプー、映画『魔女の宅急便』ジジ(キキと一緒にいる黒猫)、OVA『トップをねらえ! Gun Buster』では、おねえさまことアマノ・カズミ役。『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』では、ヒロインのニナ・パープルトン。水島裕さん夫人でもある。
桜井 敏治(さくらい・としはる)
 たまに登場した、となり町の寺野を演じた。実は『ザ★ドラえもんズ』のドラニコフはこの方だったのだ。『ポコニャン』では菊の助。ほかに『ふしぎの海のナディア』ハンソンは、『タイムボカン』風に言えば三悪のボヤッキータイプ。どちらかと言えば気の弱いキャラのイメージ。
沢 りつお(さわ・りつお)
 帯時代に先生を演じた。この頃は良い意味でいい加減で、先生からしてジャイアンと呼んだり、答案用紙の名前もジャイアンと書かれていたり。『魔神英雄伝ワタル』シリーズのオジジ役、『うる星やつら』ではラムの父役だった。
塩屋 浩三(しおや・こうぞう)
 大人ののび太や高校生ののび太を演じていたことがある。実は声優・塩屋翼さんの実兄。『機動戦士ガンダムZZ』ではモンド・アガケ。『DRAGON BALL Z』魔人ブウ、『新世紀GPX サイバーフォーミュラ』ではアナウンサーのチェッカー杉本、『忍たま乱太郎』シリーズでは兵庫第三協栄丸(人名)という海賊役、などなど。
島香 裕(しまか・ゆたか)
 ジャイアンのパパを演じたことがある。『ゴクドーくん漫遊記』ではジンという魔人の役。『ふしぎの海のナディア』機関長、などなど。
荘 真由美(しょう・まゆみ)
 クレジットの確認はしてないが、初代の伊藤つばさ役であろう。『キテレツ大百科』では初代みよ子(みよちゃん)役だった。ほか『愛の若草物語』では三女のベス、『DRAGON BALL』や『DRAGON BALL Z』では初代のチチ役だった。「初代」と付いているのは、難波圭一さんと結婚されたので、『美味しんぼ』栗田ゆう子役以外は降板されたためだ。なお、『エスパー魔美[パイロット版]』では魔美を演じていた。もし荘さんがTV版でも魔美役であったら、ちょっと知的なキャラになっていたかも?!
白川 澄子(しらかわ・すみこ)
 優等生の中の模範生、出木杉を演じる(よく“出来杉”と書かれるが、間違い)。その反面『サザエさん』では中島という、カツオとどっこいどっこいのキャラも演じており、同じ声ではあるが印象はだいぶ違う。
高村 章子(たかむら・あきこ)
 おばあちゃんである。おばあさん役の印象が強いが、『プロゴルファー猿』では猿丸の母。『ムーミン』(♪ねえムーミン…の方)ではムーミンママを演じ、これは自身が校長を務める養成所の広告でも「ムーミンママの…」と使っている。平成6年度芸術功労賞受賞者。
瀧本 富士子(たきもと・ふじこ)
 レギュラー出演が長いが、1998年に2回ほどミイちゃんを演じた。男の子役の印象が強く、『魔方陣グルグル』ではニケを演じた。『キャプテン翼J』では、姉御こと中沢早苗役。『まほろまてぃっく』美里優(すぐる)ほか。『サザエさん』SPで、マスオさんの甥っ子フグ田ノリオを演じたこともある。
龍田 直樹(たつた・なおき)
 肝付さんが咽喉を患ったとき、スネ夫の代役を務めた。実はその年の初頭、スネ夫の弟スネツグ役を演じていた。並行して放送されていた『オバケのQ太郎[1985年版]』では持ち役のキザオのほかに、肝付さんからハカセ役を預かった。『キテレツ大百科』では、大竹宏さんが一旦引退した後(現在は復帰)ブタゴリラを引き継いだ。『21エモン』は「♪イモを掘るならよ〜」でおなじみのゴンスケ役。『モジャ公』ではピテカンの父で出てた。『DRAGON QUEST ダイの大冒険』ザボエラ、『DRAGON BALL』シリーズではウーロン。『神八剣伝』チュウジ、『新世紀GPX サイバーフォーミュラ』のブーツホルツは一転して渋い役。TV『おじゃマンボウ』ナレーションや『週刊こどもニュース』のスクープくんもやっている。
たてかべ 和也(たてかべ・かずや)
 ジャイアンである。藤子・F・不二雄先生も生前たてかべさんのことを「ジャイアンさん」と呼んでいたと言う。原作の「ばかやろう」などの言葉は不適切として、アニメでは「のび太のくせに…」という名言を残した。初名は立壁和也と漢字表記だった。『タイムボカン』シリーズ三悪の体力担当。『ど根性ガエル』のゴリライモはジャイアンより前。
 ジャイアン退任後は声を聞く機会は少なくなったが、2005年6月末に『雪の女王』トーマス役で、健在ぶりを発揮。『ドラえもん』以外に出演されたのは『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』以来?
田中 亮一(たなか・りょういち)
 独特の口調な先生だった。後半、「田中くんよくやった」などとシャレのようなセリフがあったが、まさによく務められた。『キテレツ大百科』にもたまに出演されていた。
千々松 幸子(ちぢまつ・さちこ)
 のび太のママである。『ど根性ガエル』でのピョン吉役が印象深いが、実は最近まで『ドラえもん』でも少年役を兼ねていた。また、今でこそママの印象が強いが、『サイボーグ009[1979年版]』では001(イワン)、そして『魔法使いサリー[1966年版]』ではカブ役。
茶 風林(ちゃ・ふうりん)
 寺野を1回だけ演じた。芸名は、かの喜劇王チャップリンから採ったという。そういう意味では“茶風林”と分けずに書くべきだが、アニメ誌のデータでは間にスペース(姓名の区切り)が入っているので、本稿でもそれに従う。『名探偵コナン』目暮警部や『ちびまる子ちゃん』永沢くんヒデじい、『GS美神』厄珍、『機動戦士Vガンダム』ロメロなど、存在感のある役柄が多い。
冬馬 由美(とうま・ゆみ)
 一時期登場したアイドル、えりちゃんを演じた。ヒロイン役としてはTV版『21エモン』のルナちゃん、『まじかる★タルるートくん』の河合伊代菜役。『クッキングパパ』木村夢子や『スレイヤーズ』シルフィールは隠れたヒロイン? この度『ああっ女神さまっ』のウルドがTVで観られることになった。変わったところでは、『DRAGON QUEST ダイの大冒険』のゴメちゃん役がある。
中 庸助(なか・ようすけ)
 加藤正之さんが体調不良のため、パパ役を代わったが、亡くなられたので最後まで演じられた。実は継承前、『21エモン』でパパを演じていた。初名は中庸介、特撮作品の怪人を良く当てていた。
中沢 みどり(なかざわ・みどり)
 1995〜96年にミイちゃんを演じた。もとレギュラー出演者。いろいろな作品でレギュラー出演。
野村 道子(のむら・みちこ)
 “元祖ヒロイン”しずかちゃんである。ほかに『サザエさん』ではワカメ役もやっているが、こちらは2代目だ。フジテレビ初代お天気お姉さんを務め、現在は賢プロダクションを主宰。名前の由来である内海賢二氏の夫人。しずかちゃんと同時にワカメ役も勇退された。『パーマン[1967年版]』でサブを演じていたのだが、今となっては意外といえる。
広森 信吾(ひろもり・しんご)
 『オバケのQ太郎[1985年版]』で小池さんを演じていた。『機動戦士Zガンダム』でアストナージ・メドッソ役だったが、続編の『機動戦士ガンダムZZ』ではビーチャ・オーレグを兼任して、大忙しに。現在は拡森 信吾に改名。
拡森 信吾(ひろもり・しんご)
 前名広森 信吾。『ドラえもん』でも小池さんとして2001年より登場した。改名してからは、『サイレントメビウス』で鷲尾徹など。
二又 一成(ふたまた・いっせい)
 長くスネ吉(スネ夫のいとこ)を演じた。最終話にも登場したのは、隠れた人気キャラだったから? 1回だけ小池さんで登場したことも。『サザエさん』では、三河屋の御用聞き三郎さん(三平さんに代わって登場)を演じている。『機動戦士ガンダム』クランプ、『機動警察パトレイバー』特車二課唯一の既婚者進士幹泰、『ああっ女神さまっ』大滝、『らんま1/2 熱闘編』五寸釘光などを演じているが、代表作は『めぞん一刻』の主人公五代裕作だろうか。
真柴 摩利(ましば・まり)
 1993年にはミイちゃんで名前が見えるので、それ以前も演じていた可能性が高い。もとレギュラー出演者。『21エモン』では、アニメオリジナルのリゲルを演じていた。『クレヨンしんちゃん』風間くんシロ。OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』ではシーマ・ガラハウ
松原 雅子(まつばら・まさこ)
 しずかのママである。ほかには…?
松本 さち(まつもと・さち)
 1998年よりレギュラー出演。99年より、担当者がまちまちだったミイちゃんを持ち役とする。なお、2004年10月からスケジュールの都合でミイちゃん役を休演していたが、最終話には出演され、第1世代を締め括った。『電光超特急ヒカリアン』ライトニング・ウエスト役、『ファンタジック・チルドレン』ではハスモダイ役だった。
丸山 裕子(まるやま・ゆうこ)
 一度聴いたら忘れられないガラガラ声が特徴的。現『ドラえもん』放送初期のころ、小原さんに代わってのび太を1週(収録は6話いっぺんに録っていたので、6話分)演じていた事実は驚きである。どちらかと言えばドラえもん向きだと思われるので。男の子役の印象が強く、『キャプテン翼[1983年版]』の石崎了、『クッキングパパ』みつぐ(2代目)など。『楽しいムーミン一家』スティンキーや、『ロボタン[1986年版]』ではロボタンと主題歌を担当。『魔神英雄伝ワタル』シリーズではオババ役。実写TVドラマ『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』では、ジッポウの声を当てた。
峰 あつ子(みね・あつこ)
 おばあさん役やのんびりした男の子を連想する。初期の頃おばあちゃんを演じ、たまにゲストで出ていた。また、何回か出てきたまさし役も。『プロゴルファー猿』では大丸
深雪 さなえ(みゆき・さなえ)
 初名は室井深雪で、『オバケのQ太郎[1985年版]』よっちゃんの時はこの名前だった。荘真由美さんに代わって伊藤つばさを演じるが、結局1回限りの登場となった。『チンプイ』ではアニメオリジナルのほたるちゃん、『モジャ公』では、モジャ公の妹モジャリ役(『オバQ』のP子みたいな感じ)。『幽★遊★白書』ではぼたん役ほか。
村松 康雄(むらまつ・やすお)
 パパの弟であるのび郎おじさんを演じた。登場回数は少なかったが、こういったキャラにも役者が固定されていたのは驚きである。『機動戦士ガンダム』のレビル将軍など、上司や重役クラスを演じることが多い。
安原 義人(やすはら・よしと)
 ジャイアンのいとこを演じたことがある。と言うより、安原さんと言えば『パーマン[1983年版]』バードマンの印象が強い。2003年に久しぶりに映画で復活したが、アフレコは久々でドキドキだったと言う。洋画の吹き替えも多い。テアトル・エコーの看板俳優として活躍。
山崎 たくみ(やまざき・たくみ)
 小池さんを1回だけ演じた。それ以外にも何回か出ている。『機動武闘伝Gガンダム』ジョルジュ・ド・サンド、『機動新世紀ガンダムX』ロアビィ。『スクライド』君島邦彦、『スレイヤーズTRY』ジラス役など。『忍たま乱太郎』シリーズでは、事務員の小松田秀作を演じている。
山田 栄子(やまだ・えいこ)
 現在は久村栄子に改名している。少年時代のパパを演じていたが、いつの間にか小原さんがそのまま演じることに。『忍者ハットリくん』では影千代、『ビリ犬』ではガリ犬、『パラソルへんべえ』ではカンべえ役だった。『赤毛のアン』アン・シャーリーや『愛の若草物語』ジョオ(続編『若草物語 ナンとジョー先生』ではジョー)をはじめ、『アルプス物語 わたしのアンネット』のルシエン、『愛少女ポリアンナ物語』のジミー、『小公女セディ』ジェーン、『小公女セーラ』ラビニア、『私のあしながおじさん』サディ『トラップ一家物語』イヴォンヌ、『家なき子レミ』ミリガンと、名作劇場の出演が多い。『アニメ三銃士』アラミス、『鉄人28号[1980年版]』では金田正太郎、『キャプテン翼[1983年版]』では岬太郎役だった。
横尾 まり(よこお・まり)
 鳳 芳野さんに代わって、スネ夫のママを演じる。『魔方陣グルグル』シリーズでナレーター。『機動武闘伝Gガンダム』ではナスターシャ役。ナレーションも多い。
横沢 啓子(よこざわ・けいこ)
 ドラミちゃんである。初期はレギュラー出演者で、しずかのママもその一環で当てていた。1回限りの『プロゴルファー猿[SP版]』では紅蜂、『オバケのQ太郎[1985年版]』のO次郎、そして『エスパー魔美』では主人公佐倉魔美を演じていた。『The♥かぼちゃワイン』ではヒロインのエルこと朝丘夏美、『機動警察パトレイバー』シリーズでは熊耳武緒(くまがみ・たけお→女性です)、そして『にこにこぷん』のぴっころは長かった。1995年よりよこざわ けい子に改名。
よこざわ けい子(よこざわ・けいこ)
 横沢 啓子の項を参照。
渡辺 久美子(わたなべ・くみこ)
 もとレギュラー出演者、1994〜95年にかけてミイちゃんを演じた。男の子役が多く、『犬夜叉』では七宝、勇者シリーズ1作目『勇者エクスカイザー』では星川コウタ、『忍たま乱太郎』シリーズでは金吾三治郎など。女性役は『機動戦士Vガンダム』カテジナ・ルース、『∀ガンダム』フラン・ドール役を演じているが、ガンプラ好きの『ケロロ軍曹』でケロロを演じるまで、ファースト・ガンダム(『機動戦士ガンダム』)は観たことがなかったと言う。
渡部 猛(わたなべ・たけし)
 兼本新吾さん没後、神成さん役を継承。実は「神成さん」役としては一番長い。『美味しんぼ』京極万太郎、『逮捕しちゃうぞ』シリーズの蟻塚警視正など、長老格の役どころが多い。スーパー戦隊シリーズの怪人役も多かった。

制作:GDC総裁 紅葉橋律乃介

銀河ドラえもん倶楽部へ行く

2005年7月3日たてかべさんの項追記
2005年5月2日移転
2005年4月18日一部修正
2005年4月8日一部修正
2005年4月6日男性版文章追加、第1世代終了に対応
2005年3月12日一部修正
2005年2月6日女性版文章追加
2004年12月29日開設

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