『ドラえもん』役名解説

 本表に出て来る各キャラクターを紹介する。と言っても今さら細かく紹介するまでもないので(詳細が知りたい方はどこか別のサイトを参照のこと)、誰も知らないようなマイナーキャラ以外は適当に進める。並びは出演者表とは多少異なる。

ドラえもん
 「2112年9月3日、トーキョー・マツシバロボット工場で出生。子守り用のネコ型ロボット。本来は大量生産品であるが、製造時に異常電流が流れ込み、“個性的な”ロボットになってしまう。
 のちロボット学校に入学し、卒業に際し、赤ちゃんのセワシくん宅に住み込むことになる。
 のちネズミ型のロボットに耳をかじられ、頭がツルツルになってしまう。その姿をガールフレンドに笑われたショックで三日三晩泣き続け、ガラガラ声に変わってしまった。
 小学5年生になってもお年玉が50円しかもらえないセワシくんを助けるため、一番ダメなご先祖さまを(少しは)マシな人間にしようと、21世紀初頭の野比家へやってきた。」

 と言うのが、先ドラ(映画『2112年 ドラえもん誕生』より)の設定である。現在もその設定が有効かどうかは分からない。
のび太(野比のび太)
 その、「一番ダメなご先祖さま」。8月7日生まれの小学4年生(先ドラでは5年生)、しかしいつの間にか新ドラでも5年生になっている。まあ、そのくらいの小学生ってことで。ママと同じくメガネをかけている。将来はしずかちゃんをお嫁さんにしたいと考えているが…。
 射撃とあやとりが得意だが、一番の得意種目は昼寝である。
ママ(野比玉子[たまこ])
 のび太のママ。旧姓は「片岡」。笑うと池内淳子に似ていると思っている。テレビが壊れても、絶妙な角度(原作では45度、新ドラでは60度)のチョップで直してしまう特技を持つ。
パパ(野比のび助[のびすけ])
 のび太のパパ。将来は画家を目指していたが、スポンサー令嬢との結婚を断り、普通のサラリーマンとなった。結婚を断った帰り道、女学生とぶつかって、相手は定期券を落としていった。定期には「片岡玉子」と書かれていた…。新ドラではその場面に全く雰囲気が感じられず。
のび郎(野比のび郎)
 のび助の弟。よくアフリカへ行っているらしく、たまにしか登場しない。新ドラにはまだ出てきていない。
おばあちゃん(野比*[下の名前は未決定])
 のび太の祖母で、のび助の母。のび太が幼稚園の頃に亡くなった。タイムマシンでやってきた現代ののび太を見ても驚かない胆力の持ち主。
しずか(源静香)
 のび太の同級生。お風呂に入るのが好きな、ごく普通の小学生。原作では「しずちゃん」と呼ばれるが、アニメでは呼びやすさから「しずかちゃん」。
 ピアノを習っているが、好きな楽器はバイオリン。ただし、その音色の評判は芳しいとは言いがたい。
 女子だけではなく、この年頃では珍しく男子だけの中に入っても行動している。
しずかのママ(源*[下の名前は未決定])
 ほとんど不在のパパに代わって、女で一つでしずかちゃんを育てている。
ジャイアン(剛田武[たけし])
 小さな頃からガキ大将。「お前の物はおれの物、おれの物はおれの物」というジャイアニズムの発案者。将来は歌手になるのが夢だが、その歌は自分で聴いてもひどいものだ。実は人形遊びが好きらしい。モデルにもあこがれているらしいが、その前に鏡を見ようよ…。
ジャイ子(剛田*[下の名前は未公表])
 ジャイアンの妹。小学校中学年ながら、「クリスチーネ剛田」のペンネームを持つ漫画家の卵。ドラえもんが来る前はのび太と結婚する運命だったが…。
 本名は設定されていない。「名前をつけよう」という動きもあったようだが、F先生曰く「同じな前の人がいて、いじめられたら困る」という理由で、結局は「ナイショ」ということで落ち着いたらしい。
ジャイアンのママ(剛田*[下の名前は未決定])
 あのジャイアンの母ちゃん。「今日も遅い」父ちゃんに代わって剛田商店(先ドラTV版では剛田雑貨店)を切り盛りする肝っ玉母さん。
ジャイアンのパパ(剛田*[下の名前は未決定])
 腕っぷしが強い、ジャイアンの父ちゃん。商店主のはずだが、いったい普段は何をやっているのだろう。もう十年以上アニメにも登場していないし、新ドラでは原作で登場した話ですら存在を削られている。
ジャイアンのいとこ(思うに剛田姓)
 小学生に引っ越しを押し付けてデートに行ってしまう、困った人。しかもジャイアンより強いもんだから、余計始末が悪い。
ムク
 ジャイアンのうちの飼い犬。実は気が弱く、スネ夫の飼い猫に気合負けして、ジャイアンに恥をかかせた。
スネ夫(骨川スネ夫)
 のび太の同級生。いつもパパのコネでいろいろいい目を見ている。将来はデザイナーになりたいが、パパの後を継がなければならないと小学生から覚悟している、実は一番現実的な性格。
スネ夫のママ(骨川*[下の名前は未決定])
 語尾に「ざます」を付け、息子は「スネちゃま」と呼ぶ変わった人。旦那はなんて呼ぶんだろう…。
スネ夫のパパ(骨川スネ?[漢字一文字が入ると思われる])
 会社の社長。いろいろな有名人と懇意で、結構会社の規模は大きいらしい。仕事が忙しいようで、たまにしか登場しない。
スネ吉(たぶん「骨川」姓)
 スネ夫の趣味の家庭教師を務める。金持ちの骨川一族らしく、趣味と言えどもそのスケールは一般人をはるかに凌駕している。
 スネ夫は昔(先ドラ初期の頃)「スネ吉おじさん」と呼んでいたので(今は「兄さん」)、結構年は離れていると思われる。
出木杉(出木杉英才[ひでとし→先ドラで呼ばれたことはない])
 勉強もスポーツも得意な、優等生。しずかちゃんと仲が良いので、のび太はしょっちゅう嫉妬の炎を燃やす。
 名前の読みは「えいさい」か「ひでとし」かで意見が分かれていたが、新ドラでは明確に「ひでとし」とされた。
ミイちゃん
 ドラえもんのガールフレンドのネコ。首輪が付いているので、どこぞの飼い猫であろう。よく野良猫にいじめられ、ドラえもんが助けに向かう。新ドラにも登場するかどうかは分からない。
先生(名前の読みは「えいいちろう」)
 のび太の担任。のび太が宿題を忘れたり遅刻が多すぎるので、しょっちゅう野比家に家庭訪問をしている。
神成(下の名前は未決定)
 土管のある空き地の隣に住んでいる。もともとは『オバケのQ太郎』のキャラクター。よくガラスを割られて怒鳴り込んでくるが、それは謝らずに逃げる子どもが多いから。
小池さん(下の名前は「伸一」?)
 こちらも『オバケのQ太郎』のキャラクター、と言うより藤子作品にはよく登場している。アニメーターの鈴木伸一氏がモデルで、彼がラーメン好きなので“ラーメン大好き小池さん”として親しまれている。
 「小池」と言う名前は、鈴木氏が下宿していたのが小池家であったため。“小池方の鈴木さん”が、いつの間にか“小池さん”に縮まってしまった。
寺野(下の名前は未決定)
 となり街のガキ大将。野球でジャイアンの「ジャイアンズ」に対して、「チラノルズ」というチームを率いて対戦している。新ドラには出るかなあ…。
まさし(野田まさし[名前の表記不明])
 高層マンション「メゾン・バベルトップ」にリハウスして、のび太のクラスに転校してきた。環境の良さを聞いて、のび太が高い階に住むことにあこがれた。
 普段は堅いガードで遊びに行けず、のび太らが連れ出そうとしたが、結局失敗したのか、いつの間にか顔を見せなくなった。原作では名無しの少年だったが、先ドラでは「まさし」という名前が付いていた。
ドラミ
 ドラえもんの妹ロボット。オイルを共用しているので、ロボットでも兄妹の関係となる。ドラえもんが過去へ行った今、セワシの面倒を見ている。
セワシ
 のび太の孫の孫。現在の考え方では「野比セワシ」となるが、代々付けられていた、名前の頭の「のび」が付いてない。あるいは、姓・名という考え方がなくなっている可能性もある。
 小学5年生になってもお年玉が50円しかもらえないが、それは先祖の残した借金のせいだという。
ミニドラ
 ドラえもんが悪者をやっつけたごほうびとして、ドラえもんと同じ型のミニタイプが生産された。普段は3人で行動する。まだ新ドラ本編には出ていない。
伊藤つばさ
 人気のアイドル。のび太の街に恩師が住んでおり、訪ねたところ、芸能記者に「熱愛疑惑」を報じられた。ひそかにジャイアンもファンのひとり。移り変わりの早い芸能界にあって、長く親しまれている。
えりちゃん(宮川えり・宮沢えり・宮沢エリ)
 1990年代初めに活躍したアイドル。3回ほど登場したが、芸能界の流行り廃りは早かった。
少年時代のパパ
 厳格な父と、温厚な母に育てられる。漫画が好きだが、この頃はまだ自由に読める時代ではなかった。それが絵描きを目指すきっかけになったのかも知れない。
大人ののび太
 先ドラでは原作と違って、メガネはかけたまま。自分とは正反対の、活発な息子ノビスケに手を焼く。一応、妻はしずかちゃんだ。新ドラでは原作どおりに変更された。

制作:GDC総裁 紅葉橋律乃介

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2006年7月19日一部改訂
2005年12月31日一部文章改訂
2005年5月27日入口新設・改訂
2005年5月2日分割・開設

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