序ノ口全敗等の一覧表

序ノ口全敗等の一覧表[PDF]

 ここでは、昭和5年以降の序ノ口全敗力士を掲載する。
 1場所の取組数は時代によって異なり、当初11日制下での幕下以下は6番、13日制で7番、15日制で8番となった。その後戦争激化により関取衆とは別の場所で5番となり、終戦後復興に伴って15日制・8番に戻った(一時期幕下以下も全日出場の場所あり)。その後、取組数が偶数だと五分が多く番附編成に支障をきたすため、昭和35年7月以降は7番取りとなった。

 各場所の序ノ口で全敗した力士を収録したが、例外として昭和49年5月の大村(1勝7敗)も掲載した。1勝しているので「全敗」ではないが、出場人数の都合で取った“八番相撲”での白星のため、一番相撲から7連敗しているのには違いないからである。
 また、昭和59年9月の佐野と平成31年3月ほかの服部桜(勝南桜)などは8連敗しているが、幕下以下が7番取りになって以降、“八番相撲”でも敗れて8戦全敗となった珍しい例である。まぎれもない全敗であるため、もちろん掲載している。

 連敗数の表示は、前場所の欄は“前場所までの連敗数”、合計欄は「前場所まで+当場所+次場所」となり、必ずしも最終連敗数ではない。
 2場所以上全敗が続く場合は前後の場所が重複しているため、グレーで示した。

 序ノ口20連敗以上の力士は次の通り(令和6年1月現在)。佐世保山は連日出場での記録+本割形式の前相撲も含む。休場は連敗中断とみなした(佐世保山の「や」は出場人数の都合による“取組なし”を示す)。

序ノ口20連敗以上の力士一覧
しこ名 連敗 期間 備考
服部桜→勝南桜 104 H31.1[6]〜R3.7 89連敗後は17連敗で止めたが、それが最後の白星となった。
令和未勝利、改名後も勝てず引退。
服部桜 89 H28.5[4]〜H30.7[1] H29は年間全敗。相手腰砕けで連敗が止まる
佐世保山 33 S25.5〜S26.5[2] 番附外4連敗含む(序ノ口のみでは29連敗)、15番取り
森川 32 H15.7[2]〜H16.3[5]  
平松 31 S50.7[6]〜S51.5[1]  
高岸 31 S53.5[1]〜S54.1[3]  
佐野 28 S59.5[5]〜S60.1[3] S59.5は4番相撲休場でリセット(3連敗)、S59.9は8連敗
肥後光 28 R5.5〜R5.11 R5.11[6]で怪我、七番相撲は不戦敗となった。
杉下 27 H18.9[2]〜H19.3[7]  
山口山 25 S63.5[4]〜S63.11[7]  
立村本 21 H4.11[1]〜H5.3[7]  
前川 21 H16.11[1]〜H17.3[7]  
制作・著作:紅葉橋律乃介(momijibasi@yahoo.co.jp) その他入口へ 銀河大角力協会へ行く
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